長期経営計画作り合宿セミナー

北海道胆振東部地震

2018年9月6日午前3時8分頃、北海道厚真町で震度7を記録した地震が発生しました。
前日5日の午前1時~3時頃にかけ、北海道の日本海側を台風21号が通過。この台風は、945hpaという25年ぶりの非常に強い勢力で9月4日の正午頃徳島県に上陸後、大阪では瞬間的に329cmの過去最高潮位を記録し、関西国際空港では最大瞬間風速が58.1mを記録するなど、近畿地方を中心に甚大な被害をもたらしていました。
北海道でも、最大瞬間風速は倶知安町で42.4mを記録し、全道的に倒木や停電が発生、JRや新千歳空港では運休や欠便が生じていました。

9月6日には、これら鉄道や空の便も回復するだろうと思われていた矢先の大地震となったわけです。
これにより、北海道全域の295万戸が停電。新千歳空港は閉鎖、JRや都市間バスも全面運休となりました。
札幌でも地下鉄、路線バス、市電も運休となり、交通信号が消えている中、公的な交通手段はタクシーしかない状況となりました。

9月7日より、小樽で長期経営計画づくり合宿セミナーを予定していましたが、空港やJRが不通では道外から受講される方は出席は難しく、また、仮に集まれたとしても数日以内に大きな余震が起きる可能性もあることから、やむなくセミナーは中止(来年2月に延期)とさせていただきました。
多くの皆様からお見舞いメールを頂き、ありがとうございます。この場(サイト)を借りてお礼申し上げます。

幸い、建物や身体への被害はほとんどありませんでした。
しかし、停電でテレビはもちろん、メールや電話、インターネットが使えません。携帯(スマホ)電話に「るす電」が入っていることは示されるのですが、1417にかけてもキャリア側で制御しているのかつながりません。ショートメールの発信もできませんでした。
先方から届いたショートメールへの返信については、できたケースもありましたが、タブレットPCを使ってのネット接続も断続的となり、そのうちにバッテリー残が少なくなってきます。
停電がいつまで続くかを考えると、むやみに携帯電話をかけたり、ネット接続を試みるのも考えもので、大事に使うよう心がけましたが、何とかセミナー中止のメール同報送信ができたのが何よりでした。

そのようなわけで、情報がまったくと言っていいほど遮断された状況におかれましたが、自宅と水道が使えたのはとてもありがたいことでした。
たまたま、今回のセミナーでは、「リスクへの備え」を取り上げ、経営計画づくりにも意識していただこうとご案内していたのですが、身をもって災害リスクに向き合わされた出来事でした。
まだ停電中のところがかなりあるようですが、私どもの所は、7日の朝から電気が復旧し、助かりました。