長期経営計画作り合宿セミナー

値切られても付加価値を減らさない売上数量は?(続)

 6月以来、財務の話題がお休みしてしまった。さて、値引きに対して数量増加だけでは難しい時には、仕入先に協力してもらって、仕入れ値を若干値引きしてもらうこともありうる。
 前回(6月13日)のケースで、60円の単価を仕入先に5円値引きしてもらって55円となった場合には、数量は当初の114.3%でよいことになる。(図3)


 いずれにせよ、相手の言うまま値引きを受け入れるのではなく、値引きされても粗利益を確保するための売上数量増加を交渉するくらいの粘り腰を発揮する計算を瞬時にできるようでなければ、優秀なセールスマンとはいえないであろう。そのためにEXCEL等で簡単なソフトを作ってやるのも企業参謀の仕事であろう。